八代亜紀「舟唄」

演歌の世界観は一にも二にも悲哀と哀愁、時には陽気な歌もありますが、舟唄は不器用で愚直な男心を歌った名曲です。僕が小さい頃、父親が車でよく聴いていたり、演歌の番組や年末の紅白歌合戦で聴いておりした。

大人になってしばらくしてから映画のワンシーンでこの曲が流れていたのをたまたま観て、それがとても風情のある場面で引き込まれたのを憶えています。

曲自体も情景が目の前に浮かぶような、侘しさと儚さが心の奥から滲み出てくるような、日本酒を飲みながらひとりで聴きたくなる、そんな唄です。

この曲は初期バージョンと後期バージョンが存在していて、僕の耳には初期のほうが馴染んでいるようで懐かしさと共に古き良き昭和の時代を思い出します。

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