昨夜の興奮が冷めやらぬうちに、またしても劇的な勝利をおさめた西武ライオンズ。
先発の武内投手が粘りのピッチングを見せるも5回途中で3点を献上してしまう。
8月の打率が4割超えのレイエス選手にホームランを打たれ、清宮選手と上川畑選手にもタイムリーを打たれ、圧倒的に劣勢な試合運び..
ところが、6回裏、西川愛也が彼らしいとても美しいホームランで2点をあげると、久しぶりにスタメンの元山がタイムリーで同点に追いついた。中継ぎ陣がふんばり8回裏が終わった時点で3:3の同点。9回はここ最近絶好調のアブレイユがマウンドにあがる。ところが先頭打者に四球をあたえ、送りバントでランナー2塁に進み、2アウトまではこぎつけた。しかし、水野くん、清宮と連続でタイムリーを打たれまさかの2点..
万事休す、と誰もが思った。
ところが、今夜もライオンズ打線が最後の最後で奮起した。
先頭の長谷川信哉が四球を選び、つづく代打の山村崇嘉が三振。がっかりしていたところで愛也が鮮やかなヒットを放つ。ところが4番の龍世が三振に倒れて2アウト。いつものライオンズだったらこれで終わっていた。けれども今夜は違った。
5番平沼が四球を選び満塁になって、昨夜のヒーロー栗山巧が代打で登場する..
ピッチャーは高卒4年目の柳川くん。ストレートを強気でどんどん投げ込んでくる。あっという間に0ボール2ストライクに追い込まれてしまう。絶体絶命とはこのこと。栗山巧の本領はここから発揮された。微妙な球はすべてファウルにして、並の打者なら見逃したり凡打になってしまう球を見極めて11球も粘った。そして、最後は押し出しの四球を選ぶ。
ひきつづき満塁の場面で貴重な同点タイムリーを打った元山が登場。
#元山飛優 選手の逆転サヨナラ打で勝利!
サヨナラの瞬間をありとあらゆる角度でどうぞ!
いちばん最初に水をかけたのは?
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— 埼玉西武ライオンズ (@lions_official) September 1, 2024
胃がきりきりするようなプレッシャーのなかバットを振り切って右中間に飛んだ球は見事に外野手の間を抜けていった。まさかの大逆転さよなら勝利。正直、諦めていた。無理だと思った。ところが、選手たちと応援団は諦めていなかった。
この日、金子侑司が引退を表明してSNSを賑わせた。
金子の魂が選手たちに乗り移ったかのような、気持ちがこもった試合となった。
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