信太郎さんと大阪旅「喫茶水鯨」のモーニングですべてが満たされる。

先日、長年お世話になっている先輩、信太郎さんと阪神甲子園球場で野球観戦をして参りました。雨が降る中タイガース柄のポンチョを着て応援をした甲斐もあり、6回裏に佐藤輝明選手がスリーランホームランを放つと、7回表ドラゴンズの攻撃が終了した時点で審判団が協議をし、コールドゲームとなりました。

信太郎さんは大満足でこの旅を終えましたが、もうひとつ僕たちの心を満たしてくれたのが喫茶水鯨(すいげい)です。朝、信太郎さんがお腹が空いてしまいどうしてもモーニングを食べたいということで急遽リサーチ。ホテルは素泊まりだったこともあり、レトルト食品が並ぶホテルバイキングよりも、どうせなら自家焙煎のコーヒーが飲みたいし、手作りの美味しい朝ごはんも食べたい、ということで宿から徒歩10分にあった水鯨に行ってみました。

ホテルのモーニングより純喫茶の朝食が楽しい。

大阪には昔ながらの古い喫茶店がたくさん残っておりまして、あまり個性がないホテルの朝食よりも喫茶店とか地元カフェのほうが面白かったりします。ただ、僕(@ka_zz)な条件がふたつありまして気分よく快適に朝を過ごすために禁煙であること。そして手作り(レトルトじゃない)であること。

人手不足はホテル業界でも深刻と見えて日本語が流暢な外国人がフロントスタッフとしてがんばっている姿をよく見かけます。その影響はキッチンにも及んでいるようで朝食会場へ行くとどのホテルも似たような料理が並んでおります。

高級なホテルだとコックさんが卵を焼いたりしていますが、ビジネスホテルだとレトルト食品を並べているだけで結局はサラダとフルーツを食べて、ごはんと納豆と漬物しか食べません。

そんなわけで、ネット検索をしてみるとこの条件を満たしているであろう喫茶店が見つかったので散歩も兼ねて行ってみました。中之島のホテルに泊まった僕たちは大阪の風景を楽しみながら阿波座まで歩き水鯨に到着したのです。

開店は8時なので10分ほど早くついた僕らは、地元の常連さんと一緒に待ちました。昭和レトロな建物に純喫茶なドアと飾り付け。それにしては水鯨のロゴマークが今風だな、と思ったら、このお店は金沢にあった50年もの歴史がある喫茶店「禁煙室」のものを移築して作られたそうです。

水鯨は古さと新しさがちょうど良くて心地いいのだ。

8時ちょうど、お店に入った瞬間に珈琲のいい香りがしてきます。ちゃんと香る上質な珈琲を出してくれることが確定の瞬間で、来て良かったなあと思いながらメニューを見て、たくさんあるコーヒーのなかから水鯨ブレンド(中煎り・480円)を選び、信太郎さんにつられたのか僕のお腹もぐーっと鳴ったのでフレンチトースト(490円)を注文。

レトロな雰囲気が気に入った信太郎さんでしたがスポーツ新聞が置いてなかったが残念だったようで、途中にあったセブインイレブンで買ってくるべきだった、と後悔していました。信太郎さんはスポーツ新聞を読みながら喫茶店でまったり過ごすのが好きなのでした。


(スポーツ新聞がないのでスマホで阪神情報をチェックする信太郎さん)

カフェに関して言えば東京よりも大阪のほうが個性が強い分、僕の性格にあっているようで水鯨も居心地がいいです。もうひとつの理由がこの喫茶店のオーナーのこだわりとそのバランス感覚です。

古さだけに走るのではなく珈琲もフードも令和の嗜好にちゃんと合わせているのが素晴らしく、レトロな雰囲気のなかにちょうどいい新しさを感じることができて、若いお客さんにとっても敷居が高くない理由だと思います。

個人的にカフェや喫茶店は早朝から9時までがゴールデンタイムでして、静かな空気感のなかでココロ静かに過ごせるのです。11時を超えてしまうとどこのお店も賑やかになってしまい元氣をチャージする目的は叶わなくなります。

この日は信太郎さんが5時前から起き出してメジャーリーグの試合をテレビで観戦。僕も5時半には起きてベッドでごろごろしていました。朝の過ごし方は旅を充実させるうえでとても大事だと思っています。チェックアウトまでの短い時間に喫茶店にいったりブログを書いたり、読書をしたり。そんな活動をすることで旅が満たされていくのです。

大阪にはまだまだたくさん魅力的な喫茶店とカフェがありますので、次回の旅でも探索します。

喫茶水鯨の詳細

場所:大阪府大阪市西区川口1丁目4−19
電話:066-556-6226
営業時間:9:00〜17:00(水木金) 8:00〜17:00(土日)
定休日:月曜・火曜
HP:https://kissasuigei.com/
インスタ:https://www.instagram.com/kissa_suigei/
アクセス:阿波座駅から徒歩6分

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