
先日、札幌市内に支笏湖に4泊からの札幌市内に移動して3泊の滞在をした。
支笏湖では、友人宅と宿で美味しいベジタリアン料理を堪能し、とても充実した食生活を送った。しかし、札幌での滞在(北海道庁付近のホテル)は仕事のため時間が限られたこともあり、ベジタリアンカフェやヴィーガンレストランへ行くゆとりがなくホテル周辺で済ませないといけない状況だった。
札幌には僕がお気に入りのトマトスープ系のラーメン店「福の樹」があって今回もヴィーガンラーメンを堪能できたが、毎日ラーメンというわけにいかないし、ホテルからも遠かった。それと以前、お気に入りだったヴィーガンカフェはすでに潰れて無くなっていた。そんな状況でも食べることを楽しまないと、わざわざ札幌滞在する意味がない。
そして、他の都市や街に滞在した時も同じような状況はふつうにあるから備忘録として残そうと思う。
ベジタリアンカフェがない街で生き延びるためのお店
以前はよく、キッチン付きのゲストハウスに宿泊してスーパーで買い出しをして自炊をしていた。現在でもその選択肢はあるが、諸々の環境を考慮するとどうしてもホテル泊になってしまうため、今回はお店での食事に限定した内容になる。あくまで個人的なメモということで書いていこうと思う。
CoCo壱番屋のベジカレー

ある程度の街ならどこにでもあるチェーン店がココイチ。大きめの街なら駅近にあるし、田舎の街だと街道沿いにある。ベジカレーには動物性の食材は使われていないしテイクアウトもできるから重宝する。トッピングはらっきょう、フライドガーリックがお気に入りで、具はないのでまさに飲むカレーだ。
レトルトではあるが、なす、ほうれん草、じゃがいもやにんじんもトッピングできる。
ココイチのメニュー トッピング一覧ネパール系カレー店で野菜カレー

カレーがつづくが、ネパール系のカレー店もわりとどこの街にも存在する。もちもちのナン、カレー、サラダがプレートに盛られたやつだ。全国どのお店でもほぼ同じ組み合わせ、だいたい同じ味なのは、ネパール系カレー店はそれを取り仕切っている業者がいるからだ。
日本人向けに統一されたレシピがあって、例えばネパールで学校の先生がいたとして、日本で出稼ぎをしたいとなった場合、その業者を通じて簡単なトレーニングを受けている。なかには、プロの料理人もいてアレンジが素晴らしいお店もある。
このような仕組みなので、ネパール系カレー店にいけば野菜カレーは必ずあるし、乳製品を避けたければバター抜きでナンを焼いてもらうか、ごはんを選べばいい。
それから、最近は南インド系のベジミールスやベジビリヤニを食べられる店も増えているから、近くにあればラッキーだろう。
回転寿司でかっぱ巻きや野菜寿司

さすがにカレーだけだと飽きてしまうし、日本人としては米を食べたいということで回転寿司、もしくはちゃんとした寿司屋で野菜寿司を食べることができる。カウンターの寿司やでかっぱ巻きと稲荷寿司だけを食べるのは、さすがに勇気がいるので回転寿司が手軽でいい。
はま寿司のメニューを見るとかっぱ巻き、なすの握り、たくあん巻き、納豆巻き、いなり寿司がヴィーガン。卵を気にしなければコーンの軍艦、舞茸天寿司、野菜のかき揚げ寿司などもある。
はま寿司メニュー くら寿司メニューモスのグリーンバーガー

全国展開しているバーガーチェーンで食べられるグリーンバーガーも重宝している。扱っているお店とないお店があるようだが、とりあえずカレーと米に飽きたらバーガーの選択肢があるのは有り難い。ガチガチのヴィーガンでなければモスのソイパティは素晴らしい選択肢となる。
ただ、グリーンバーガーの開発は2025年11月時点で頓挫している状況で、一時の勢いはない。それでも全国1300以上の店舗がある安心感はある。
おにぎり屋で梅干しおにぎりとこんぶおにぎりと高菜おにぎり

ここ最近のおにぎりブームによって、そこそこ大きい駅なら駅ナカに、もしくは近くのモールのなかにはおにぎりを売るお店ができた。物価高で一個300円とかするお店もあるが、やはりおにぎり屋の存在は大きい。何より持ち歩けるのが便利だ。
僕の場合は、神社巡りの旅が多いからおにぎりがリュックに入っていると安心だ。ただ、梅干しおにぎりについてははちみつ入りの甘い梅干しは美味しくないので避けている。
昔ながらの塩だけの塩っぱいやつが好みだ。
ピッツェリアでマリナーラと野菜系パスタ

おにぎり屋以上にどこにでもあるのがイタリア料理店だ。なかでも薪窯でピザを焼いてくれるお店がどんどん増えている。ピザといえば大抵チーズを使っているが、ピザの元祖となるマリナーラが個人的にはいちばん美味だと思う。たっぷりのトマトソース、にんにく、塩、オイルだけのチーズによる誤魔化しがいっさいきかないシンプルなピザ。
メニューにマリナーラがないピッツェリアは偽物だと僕は考えている。
それから、アーリオオーリオペペロンチーノ、ジェノベーゼソースパスタ、余計な動物系出汁をいっさい使っていないトマト、オイル、ニンニク、塩のみのトマトソースパスタなど、一流のお店ほど動物性食材を使わなくてもかなり美味いパスタを出してくれる。
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