ジョン・F・ケネディ暗殺の全調査ファイルが公開されても黒幕は判明しないだろう。

子供の頃からジョン・F・ケネディの人生そのものに興味があって、図書館で伝記を読んだり、大人になってもその興味は尽きることなく現在まで至っている。

1963年11月22日の午後12時30分頃、ダラス市内をオープンカーでパレードしていたケネディ大統領と州知事が銃撃され、パークランド病院に運ばれた。救急措置が行われたが頭部に銃弾を受けていた大統領は死去。州知事は一命を取り留めた。

その後すぐ、映画館にいたオズワルドは警察官殺害の容疑で逮捕される。オズワルド容疑者は犯行を否定し「自分は嵌められた」と言いながら、逮捕から2日後に殺害されてしまう。周囲に警察官が70人もいた警察署内の出来事で、ジャック・ルビーというナイトクラブ経営や違法ギャンブルなどでマフィア寄りの人物による犯行だった。オズワルド容疑者は弁護士をつけることも拒まれ、一方的な取り調べによって大統領暗殺の犯人になった。

政府による調査機関「ウォーレン委員会」はオズワルドによる単独犯行と結論を出す。しかし、有名な魔法の銃弾をはじめ、単独犯とするにはあまりにも強引で不自然なことが多く、さらに証言者などこの事件に関係した人々が続々と死亡したことから、アメリカ国内だけでなく世界中で、単独犯ではなく黒幕が他にいるのではないか?という憶測を呼ぶことになった。特に1991年に公開された映画「JFK」の影響によってその声は高まり、アメリカ政府を動かすまでに至る。

その結果、秘匿されていた資料が2017年に公開された。その内容をもとに映画JFKの監督オリバーストーンが新たなシリーズを作り2021年に「JFK/新証言」としてネット配信されるも、1991年版の内容をやや深めただけで黒幕を暴くまではいかなかった。

ところが、2025年1月に就任したトランプ大統領令によって今まで黒塗りされていた部分も含め、500万ページ(一般書籍の厚さだと1万冊以上)にも及ぶ全捜査ファイルが公開された。これによって、オズワルドの単独犯行ではなく組織的な犯行である記述は多数出てきたものの、確信に至るような証拠は今(2025年4月2日)のところ見つかっていない。

ただ、今までの説で名前が上がっていたCIAやソ連、マフィア以外にイスラエルとその組織であるモサドが加わったことは特筆に値する。1960年代は、イスラエルが核兵器を保有するために秘密裏で動いていた時期。しかし、アメリカによる査察が入ることになった。特にケネディ大統領は厳しく取り締まろうと圧力をかけており、その関係性から暗殺への関わりが見えてきてもおかしくない。

ケネディが暗殺された後、ジョンソン大統領になってからその圧力は弱まり、さらにニクソン大統領時代に「イスラエルが核を保有しても公にはしない」という密約を交わしたのが1969年9月26日のこと。となると、イスラエルが核を保有するためにケネディ大統領を暗殺したという図式は大いに有り得る。さらに深読みをすればイスラエル主導で実働部隊がCIAとマフィアというケースもある。

新たに黒幕の候補としてあがったイスラエルを加えてChat GPTに候補を作ってもらった。

JFK暗殺(1963年11月22日)に関して、リー・ハーヴェイ・オズワルドの単独犯説を否定する立場から、黒幕として疑われている候補を挙げます。以下、主要な説を簡単に説明します。

1.CIA(中央情報局)説

「理由」
・JFKは冷戦中のソ連との緊張緩和やキューバとの対話を模索し、CIAと対立していた。
・1961年のピッグス湾事件(キューバ侵攻の失敗)でJFKはCIAに激怒し、CIA長官を解任。
・CIAの権限を縮小しようとしていたため、組織内のタカ派が暗殺を計画した可能性がある。

「証拠・疑惑」
・暗殺後、CIAは「オズワルドは単独犯だ」とすぐに結論づけたが、証拠が不十分だった。
・JFK暗殺直後にCIAが重要情報を隠蔽していたことが、後の機密文書公開で判明。

2.マフィア説

「理由」
・JFKとロバート・ケネディ(司法長官)は、マフィア撲滅運動を推進していた。
・もともと、JFKの父(ジョセフ・ケネディ)はマフィアとつながりがあったと言われている。
・JFK当選後、マフィアの力を利用したにもかかわらず、政権は彼らを裏切り弾圧した。

「証拠・疑惑」
・マフィアの幹部が「JFK暗殺計画を知っていた」発言をしていたことが後に発覚。
・オズワルドを殺害したジャック・ルビーが、マフィアとつながりがあった。
・FBIが、マフィアとCIAの協力によるJFK暗殺の可能性を示唆する内部メモを保持していた。

3.リンドン・B・ジョンソン副大統領説

「理由」
・JFK暗殺によって、副大統領だったリンドン・ジョンソンが大統領に就任。
・JFKは次期大統領選でジョンソンを副大統領候補から外す可能性があった。
・ジョンソンは軍需産業とつながりが深く、ベトナム戦争を拡大(JFKは戦争回避を模索していた)。

「証拠・疑惑」
・ジョンソンの側近だった人物が「ジョンソンは暗殺計画を事前に知っていた」と証言。
・暗殺翌日には、ジョンソンはすぐにJFKの政策を転換し、ベトナム戦争拡大を進めた。

4.軍産複合体説(ペンタゴン・武器産業)

「理由」
・JFKはベトナム戦争の拡大に慎重で、軍部や軍需産業と対立していた。
・軍産複合体は、JFKの政策が戦争による利益を損なうと判断した可能性がある。
・アイゼンハワー元大統領は、退任演説で**「軍産複合体の危険性」を警告**していた。

「証拠・疑惑」
・暗殺後、ジョンソン政権はすぐにベトナム戦争を本格化させ、軍需産業は大きな利益を得た。
・JFKが計画していた軍事費削減は、暗殺後すぐに撤回された。

5.キューバ・カストロ政権説

「理由」
・アメリカはキューバのカストロ政権打倒を狙い、暗殺計画まで立案していた(CIAのマングース作戦)。
・JFKがカストロ暗殺を画策していたことに対する報復の可能性。
・オズワルドはキューバの支持者で、キューバ大使館に出入りしていた。

「証拠・疑惑」
・オズワルドがメキシコのキューバ大使館に行き、何者かと接触していたという証言がある。
・しかし、カストロは「暗殺に関与すればアメリカに報復される」と考えていた可能性が高く実行したとは考えにくい。

6.ソ連(KGB)説

「理由」
・オズワルドは元海兵隊員で、ソ連に亡命経験があった(1959~1962年)。
・JFKは冷戦中にソ連と対立し、キューバ危機(1962年)では核戦争寸前まで緊張が高まった。
・ソ連が、アメリカのトップを暗殺することで、冷戦の主導権を握ろうとした可能性。

「証拠・疑惑」
・ただし、ソ連がアメリカ大統領を暗殺するリスクは大きすぎるため、可能性は低いとされる。

7.テキサス石油業界説

「理由」
・JFKは石油会社に対する税制優遇を廃止しようとしていた。
・これに反発したテキサスの石油業界が、政界やマフィアと結託して暗殺を支援した可能性。

「証拠・疑惑」
・ジョンソンはテキサスの石油業界と密接な関係を持っていた。
・暗殺後、JFKが進めていた石油税制改革は撤回された。

以上、ここまでがChat GPTによる考察となる。

このリストが示すように、当時のケネディ大統領の周囲は敵だらけだったことがわかる。戦争ビジネス関係者にすれば平和を推進する者は大統領だろうがミュージシャンだろうが影響力がありすぎると消したくなるのは当然だろう。トランプ大統領もしかり、いつ消されるかわからない状況だと思うし4年間の任期を全うできる可能性は低いと考えている。

ケネディ大統領は、大儲けができる戦争、麻薬の業界にうごめく人々を、あまりにも早急に排除しようとしすぎたのは否めない。そうなると跳ねっ返りがくるのがこの世の常なのだから。任期1年目に起きたピックス湾事件で味わった屈辱とストレスが影響したかもしれないし、自身の不健康な肉体からくる焦りもあったのかもしれない。

話を戻すと、暗殺事件後から説として上記のような黒幕が名前として挙がるなかで、イスラエルについては映画「JFK」でも登場することはなかった。様々な説が唱えられているがイスラエル説は一般的には聞くことは殆どない。そこが少し不気味ではある。

陰謀論という概念があるが、それは1964年、CIAは内部文書(CIA Dispatch 1035-960)で「Conspiracy Theory(陰謀論)」という言葉を使い、政府の公式見解を疑う人々を信用できないものとして扱う戦略をとったとされている。この文書には、「政府の発表に疑念を抱く者を陰謀論者としてレッテルを貼り、世間の信用を落とすようにする」ことが推奨されていたようだ。テレビや大手新聞など権威があるメディアが陰謀論と言えば、そこで人々の思考は停止をして「何だか怪しい、うさん臭いもの」とレッテルを貼れるとても便利な言葉が陰謀論だ。

CIA書類(1035-960)

JFK暗殺後、アメリカ国内でオズワルド単独犯説を疑う風潮があったことがうかがえるが、2023年の調査によると6割近くのアメリカ人がオズワルド単独犯説を疑っているらしい。物理的に到底理解し得ない魔法の弾丸をどうやったら信じられるのだろう?と思うが、人が何を信じようがその人の自由だし、疑うのもまた自由なのだ。

大事なのは思考を止めずに「事実」を追求する姿勢であると思う。

その意味で、今回トランプ大統領によって公開された膨大かつ黒塗りされていない全文書(ダウンロードするのに丸一日かかるらしい)を紐解いていくことは大事である。かといって個人レベルでそれが可能かというと難しい。僕たちは、専門家によって解読された情報を待つしかないわけだが、個人的な結論を先に言ってしまえば、本物の黒幕につながる情報はいっさい無いと断言ができる。

なぜなら、もしそういった情報が証人の口から出ていたとしても、それを文書として残すことはふつうに考えれば絶対にしないはずだ。文書としてあったとしても破棄をして後世に残さないのが普通であろう。分かりやすいところでは、ケネディ大統領の患部(頭部)の写真は、本物と偽物があって、本物はとうの昔にフィルムごと抹消されている。僕たちが目にしている映像(エイブラハム・ザプルーター氏が撮影した8mmフィルム)では、頭部を銃撃された際に後方に飛び散った破片をジャクリーン婦人が身を乗り出して拾っているわけだが、残されている検死写真と、銃撃後に運ばれたパークランド病院の医師たちの証言が大きく異なっている事実があり、検死写真が改竄された可能性が指摘されている。

また、後方(オズワルドがいたテキサス教科書倉庫ビル)からの狙撃によってザプルーターフィルムにあるようにJFKが大きく後方に反りかえるような動きをすることは、物理的に大きな矛盾があり今現在も正確な説明がされずにいる。(複数の狙撃手がいたと仮定したほうが簡単に説明できてしまう事象のひとつ)

このような矛盾が多く存在するウォーレン委員会の報告ではあるが、かと言って今回の全文書から事実は出てこないだろう。もし、出てくるとすれば、例えば本物の検死写真のコピーを誰かが持っていて、それがリークされる時くらいだろう。今回のような公文書は、元々書類にされた時点で黒幕にとって都合が悪いものは改竄されて残されたものだ。

イスラエルのように過去には殆ど表に出なかった状況証拠は出てくると思うが、確固たる黒幕につながる情報は出るはずがない。そこまで間抜けではないだろうし、結局は憶測レベルの結論「オズワルドの単独犯行を覆す証拠はなかった」が待っているだけだと思う。

ただ、トランプ大統領が国民に対して隠し事をしない開かれた政府であることをアピールすることには大いに役立つし、敵対しているディープステートに多少のダメージを与えることもできる。万が一、真犯人が分かったとしても政治的な裏取引がされて、残念ながら国民に事実が伝えられることはない。

つまり、事実を知りたいと思う僕たちの好奇心が満たされることは永遠にこないだろうが、もし僕が生きている間にタイムマシンが発明されたら、ぜひとも1963年11月22日のダラスにトリップしてザプルーター氏が撮影したすぐ近くで現場をビビりながら目撃したいと思う。

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