MLBアストロズに移籍が決まった今井達也とテキサス州ヒューストンについて。

今井達也

年末年始、いちばん気になっていたポスティングでMLB移籍を希望していた今井の移籍先。

1月1日27時過ぎ(2日3時過ぎ)、夜更かしをしていた僕が眠りにつく前にXを開くと、ヒューストン・アストロズに3年契約で決まったことを、真夜中まで起きている西武ライオンズファンのアカウントがシェアしていた。事前の予測でまったく挙がっていなかったアストロズで皆が驚いていた。

以前、松井稼頭央や菊池雄星が所属してたこともあり馴染みがある球団だ。

Xでは契約の内容に関して様々な意見が飛び交っている。それは事前の情報だと8年とか10年とかの長期契約+2億ドル(約300億円)にのぼる可能性があると報じられていたからだ。移籍金の一部を元いた球団である西武ライオンズがもらえる仕組みであることも議論に拍車をかけている。大谷翔平選手や山本由伸選手のように超一流になると500〜1000億円規模になるMLBなので、今井についてはそこまでいかなくても長期契約が見込めるだろう、とMLB関係者も含め日本でも多くの人が予想を立てていた。

僕的には今回の3年契約が期間としてはちょうどいいと思っている。実際に、アストロズ以外のチームから長期契約のオファーがあったようだが今井とその代理人が出した結論が3年という期間だ。短くもなく、長くもない。年俸も成績に応じた出来高もプラスすれば33億円になる。決して低い評価ではないし、むしろ自由度が高く今井にとっては理想的な契約内容だと思う。

契約=拘束期間でもあるわけだし、過剰なプレッシャーもそれほどない形だ。

その代わり我らが西武ライオンズが手にするポスティング譲渡金はおそらく15〜18億円と言われている。確かな情報ではないが、1年ごとに契約を解除できるオプトアウトを行使すればライオンズには5〜6億円しか入ってこない。(行使しても3年分西武に入るという情報も有)

ライオンズといえば過去に松坂大輔がレッドソックスとの契約で約60億円を譲渡金で獲得したことがあり、その資金で現在の大型ビジョンと綺麗なトイレが実現した。その強烈なイメージが残っているファンからすると今井の契約は肩透かし感があると思う。プロ野球もビジネスだからポスティングフィーによって莫大なお金を期待してしまうのは当然だ。

ライオンズ側で今井達也の価値を考えると少ないが実際アメリカも大不況だから仕方がない。

しかし、今井だけでなく村上選手でさえ2年契約となると今後のポスティングは慎重になっていくだろう。それでも日本時代の10倍以上の年俸になるわけだからMLBというのはまさにアメリカンドリームだ。いずれにしても、今回の移籍先であるアストロズと契約内容は現時点ではベストだと思う。

アストロズのチーム状況を調べてみると、今井が加入してもまだ先発投手、中継ぎ陣がまだ盤石ではなく不安要素が多いようだ。2025年は前半は首位で折り返すも後半に入ると主力選手のケガによって失速。タイガースとのワイルドカード争いも僅差で敗れてしまいポストシーズン進出を惜しくも逃した。それでもここ8年で2度のワールドシリーズ優勝をしているチームなので、今後には期待が持てるだろう。

アストロズの本拠地テキサス州は子供の頃からNASAのイメージしかなかったが、近年はイーロン・マスクのスペースXと富裕層たちの移住地のイメージが強い。全米4位の大都市であるヒューストンには、特にL.Aからの移住者が増えているらしい。物価が比較的安かったり、税制的な優遇があったり雇用機会が多かったりで生活のしやすさでテキサス州を選ぶようだ。

気候は7-8月になると所沢と同じように酷暑で高温多湿らしい。しかし、本拠地のダイキンパーク(日本の空調メーカーであるダイキン工業がネーミングライツを取得)は開閉式の屋根がありエアコン付きということで快適に観戦できる。ベルーナドームの夏を思うと羨ましく思うし、今井が熱中症で途中退場になった光景を現地観戦した僕としては、素晴らしい球場でプレイすることになってひと安心だ。

3年間この地で生活をする今井としては家族が過ごしやすい場所であることは大事だから、ヒューストンという街の魅力も決定に至った要素だと思う。

日本からは成田空港から直通便で11-12時間。安い時期をねらえば往復10-15万円で航空券が買える。今井がアストロズで活躍している姿をぜひ現地で観たいと思うので、2泊4日の弾丸ツアーでもいいから一度はヒューストンへ行ってみたい。

9回表、ハウンドドッグのROCKSと大歓声のなかマウンドへ向かう今井達也を応援するために。

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