7年半愛用したSONYミラーレスカメラ「α NEX-3N」を友人の子供に譲った件。

2019年1月27日、仕事で一眼レフが必要になって急遽メルカリで探して購入した。

予算があまりなかったし、その仕事以外で使う予定もなかったので24,000円という格安で手に入れたのがSONYのα NEX-3Nというミラーレスのカメラだった。標準の広角パンケーキレンズとお洒落なケースがおまけで付いてきた。レンズがひとつだけだと写真にメリハリがつかないと思い、すぐAmazonでSIGMAの19mm F2.8の単焦点レンズを買い足した。

単焦点を買った(17,000円)おかげでこの格安カメラが神レベルに使えるカメラになってしまった。

時々、仕事でカメラを使うが知識も技術も素人の僕であったが、振り返るとこのレンズを見つけたことは奇跡的な出来事だったし、自分でも良い選択をしたと思っている。おかげで、2025年7月まで7年半も第一線でこのカメラを使った。そして満足がいく写真を何百枚も撮影することが出来た。

(この記事はNEX-3の作例を紹介しながら書いていこうと思う。)

αNEX-3

もちろん、全てが大満足だったわけではない。

オートフォーカスがなかなか合わずにピンボケ写真も量産したし、手持ちの動画撮影はブレブレで使い物にならなかった。それでも手のひらに収まるサイズと軽さは圧倒的に機動性が良く、持ち歩きのストレスはゼロで旅行にも近所を散歩するにも持ち歩いてはパシャパシャと撮影が出来た。

フルサイズだとこうはいかないだろうし、コンパクトだからこその優位性を最大限に活かしてα NEX-3を使い倒してやった。24,000円+17,000円=41,000円の100倍くらいの価値を生み出したと思う。

あくまで自己満足の話ではあるが、実際に相当に良い写真が撮れた。

ビリヤニ

くいしん坊な性分だから食べ物を美味しそうに撮れるとテンションがあがる。そして、高麗に移住してきてから地域の人たちと畑をやったり、収穫した作物で料理をしたり、餅つき、流しそうめん、森の中のマーケットなど豊かな時間を撮影する機会に恵まれた。

写真は、見た人の心と思考に影響をあたえる。食べ物なら「美味しそう」「食べてみたい」という欲求が湧くし、人物なら人それぞれがもっている価値観と照らし合わせて頭のなかで何らかの評価をする。風景なら「綺麗」「美しい」「すごい」などの感覚が動く。そして、シャッターを切ることでその瞬間を視覚情報として保存するわけだから、その絵は宇宙の永い歴史のなかでたったひとつしかないものになる。

だからこそ、よいカメラ、よいレンズが次々と開発されるのだし、今後どんなにAIが発達したとしてもカメラという道具は、僕たち人類にとってしばらくは必要なアイテムでありつづけるだろうと思う。

ヴィーガンピザ
お茶漬けと沢庵
阿里山カフェ,ビーガンバーガー

α NEX-3は2010年に発売されたカメラだ。

2025年現在のカメラと比較をすれば当然いろいろ劣るところはある。しかし、15万円以上する最新のiPhoneで撮影した写真と比較した場合、まだまだNEX-3のほうが綺麗だ。中国メーカーXiaomiのライカレンズを搭載したスマホでもまだ15年前のコンパクト一眼レフには追いつけない。

スマホカメラはその携帯性とインターネットとの連携に圧倒的なメリットがあるわけで、今の段階で一眼レフ並みの画質を求めるには無理がある。(近い将来、その差はなくなると予測はされている)何が言いたいかというと、15年前のカメラが今でも鑑賞に耐えるクオリティを維持しているということだ。



そんなある日、僕のNEX-3は友人の子供の手に渡ることになった。ことの顛末を書いておくて、ふと友人宅に遊びに行った時、高校生活をどうしても一眼レフで写真にしておきたい、という理由でカメラが欲しい、しかし高価なものだから買え与えることは出来ないし家にはスマホしかない。親子のやり取りが進むとどんどん険悪に空気になってきたので、それなら僕のお下がりで良ければあげようとなったのだ。

広角パンケーキとSIGMA単焦点のレンズも付けてあげた。フルサイズよりも軽さに優れているNEX-3なら学校にも手軽に持っていけるし、SONY機の入門機体にもなるから将来のためにもいいだろう。



そんなわけで2019年から愛用したα NEX-3が旅立っていった。

報告によると友人の子供は、カメラを気に入ったらしく毎日のようにシャッターを押して学校生活や日常を写真におさめているらしい。先日は学校で音楽祭があって600枚も撮ったそうだ。とても有難いと思う。

となると、今度は僕が新しいカメラを用意する番だ。一瞬、高機能スマホ(Xiaomiウルトラ、Galaxyウルトラ)も考えたが今さらiPhoneからAndroidに変更するのも億劫だし、カメラとした場合、性能と価格に見合わない。ということで、再びNEX-3サイズのSONYのコンパクト一眼レフが第一候補となっている。

リサーチをすると予算的に、α6400かVLOGカメラのどちらかに落ち着くことになりそうだ。

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