
《重要》現在は、紹介からの招待制となっているため店舗営業はしておりません。
平成最後となった4月末から本気ダイエットを始めて、令和となった5月8日現在、逆に体重が増え続けている僕(@ka_zz)です、ごきげんよう。
体重が増えた原因のひとつが、南インドはケララ州から埼玉の田舎に移住してきたプラちゃんご夫婦が営む南インド料理店「Anandam」でして、とにかく美味しいので毎週のように通っている次第です。
埼玉の田舎で何でこんなに美味しいミールスが!! と、多くの人が衝撃をうけているお店です。そんなわけで、ダイエットを犠牲にしても我が人生に一片の悔いなし!と思わせてくれる絶品な南インド料理を紹介します。
南インドから埼玉の田舎に移住してきたプラバートさん。

プラバートさんの無農薬畑で採れた野菜で作るミールス
去年11月に台湾国内で仲間と出版したベジタリアン関連の本が重版となりました。2019年3月、台北市内の書店にふいに訪れたら、日本旅行ブースの中心で平積みになっていたほど人気のようで、台湾のみなさん、そして出版を主導してくれたヒロトくんに絶大に感謝いたします。
おかげさまでその続編の出版が決定しまして、取材の準備にてんやわんやな今日この頃、仕事のあいまを縫いまして埼玉県のカントリーサイド、ときがわ町へふらりと行って参りました。
埼玉県ときがわ町は、都心(新宿)から1時間40分ほど(お店までは2時間かかる)の距離で、美しい山と川、そして自然栽培や有機農業が盛んな場所です。 自宅からだと車だと25分くらいで到着します。僕が大好きな玉川温泉が近くにあるので、この界隈は頻繁に出向くのでした。
毎週日曜日のお昼時・・・事前に聞いてはいましたが、初めてお店に来た時はなかに入るのに少しだけ勇気がいるでしょう!看板もほらこの通り。 お店を切り盛りしているご主人プラバートさんによる、美しい点描イラストが描かれた看板がガムテープで貼ってあります。 南インドはケララ州から埼玉の片田舎に移住してきたプラバートさんご一家。
この看板から伝わってくるのは、そんな波乱に富んだ人生ながらも、今を精一杯に生きる人だけが発することができる清いエネルギーです。カウンターのなかでせわしなく働きながら、陽気に話しかけている人がプラバートさんの奥様かなさん。めちゃくちゃ明るくて細やかな気配りをしてくれます。まるで、友達の家に遊びにきたような雰囲気なので、楽しくて心地よい空気が溢れています。
1000円(税込)でミールスはインド方式でお代わり自由。
メニューは、ときがわ町や埼玉で収穫された旬の野菜をふんだんに使ったミールス(南インドの定食)を税込1000円でいただくことができます。 世界有数のオーガニックな小川町の隣に位置するときがわ町。
自然栽培や有機の野菜を使ったミールスがこの価格でお代わり自由って、この土地ならではのプライスレスな価値じゃないですか!1年に1度は必ずインドを旅する僕なので、南インド料理も大好きなんですが、ここ3年ほどはインドを旅してもカレーをほとんど食べないスタイルになっておりました!
数年前にインドを旅している途中で、激しくお腹を壊したことがありまして、その原因が美味しさのあまりカレーを食べ過ぎてしまったのです。それ以来、インド滞在中はパンとスープが僕の主食となったのでした。インド滞在中はカレーを食べないカレー好きな僕なので、日本で美味しいインド料理があると足しげく通うことになるのです。
貴重な南インドの家庭料理を埼玉で味わえる幸福
ケララから埼玉の田舎に移住してきたプラバートさん。
そして11年間インドに住んでいた奥様のかなさんが作るミールスは、家庭的な雰囲気でどこか素朴で、それでいて本場南インド&ケララ料理なのです。
都内でも盛り上がっているミールスですが、実は埼玉県内で食べることができるお店はまだまだ少ないのです。ほとんどのインド料理店が、日本人に馴染みやすいカレー+ナン+サラダのプレートなのでした。そんなミールス過疎地ですから、プラちゃんのカレー屋さんの価値はとても大きいのです。
ミールス(Meals)とは?
南インドのカレー定食のことで、お米とパッパド(米と豆の揚げせんべい)、カレーとおかず、それにラッサン(日本の味噌汁的役割)が基本。インドでミールスを食べると、ごはんもおかずも無くなれば追加してもらうことができる。
土と自然界(虫や微生物)の力に頼り、無農薬そして無肥料でつくる農法を自然栽培と言いまして、お店があるときがわ町周辺は、そんな農家さんが多い土地柄です。プラちゃんは、そんな上質なオーガニック野菜を中心に、ときがわ町と埼玉の食材をふんだんに使った南インド料理ですので、ミールスを通して野菜を味わう・・ そんな楽しみ方ができるのです。
ご主人プラバートさんのモットーが素晴らしいのでシェアします!お野菜は包丁を入れた瞬間から命が抜けて行くので、前日に仕込みはしないポリシー。早朝から、出来るだけ会話もせず、ひたすらに心をこめて料理に取り組みます。
そしてプラバートさんのミールスはベジです。お肉好きの人からすれば、野菜だけのカレーなんてカレーじゃないとか思われそうですが、そもそもインドはベジが基本です。
インド旅でレストランや食堂に入りメニューを開くと、まず目に飛び込んでくるのはベジで、肉系カレーがある店でも、メニューの最後のほうに細々とある店がほとんどです。 スーパーマーケットに行くと緑の丸、赤い丸が食材に印刷されていて、緑がベジ、赤がノンベジというように(ミート、ノンミートではない)ベジが基本なのがインドなのでした。
そんなインドのベジ事情はさておき、プラちゃんのカレーはとにかく美味しいのです。

(左)プラバートさん(中)Maharanee Organic代表(右)タミルから来日して畑の視察をしたファクルディーン君
こんなにも美味しいミールスが、インド式でお皿が空になると「お代わりしますか?」ってすかさず聞いてくれるので、お言葉に甘えてたくさん食べてしまうのです。 ですので、毎回毎回お腹いっぱいになるまで食べさせていただいております。
そして、とにかくお店の居心地が良すぎてついつい長居してしまうのでした。
最後に、この人がご主人のプラバートさんです。 めちゃくちゃジェントルマンで優しい人でして、本職は武道家であり演劇家というのだから驚きです。現在も研究をつづけながら、ときがわ町でさまざまな活動をされています。
ANANDAMのカレーは美味しいだけじゃなくて、元氣補給まで出来てしまう素晴らしいお店です。食べる以外の不思議なエネルギーがあるのでしょう。
ということで、お店がある限り通いつづけること決定です。
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