富山・石川聖地巡り2泊3日の旅に出た僕(@ka__zz)たちはいよいよ雄山神社の峰本社に登山する日を迎えました!
立山駅からケーブルカー
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美女平から高原バスで室堂(むろどう)駅へ・・
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そして、いよいよココから登山が始まります!
今回参加した全員が本格登山が初ということで、ウキウキ気分でレッツスタート!
日本名水100の湧き水をいただいてからスタートしよう!
さてさて、室堂から登山が始まるわけですが、登山に欠かせないのは何といっても水です!
そこでぜひオススメするのが、宇宙レベルに美味しい超軟水で美味しい「立山玉殿の湧き水」を、水筒もしくはペットボトルにいただいていきましょう。実は僕たち、この湧き水をスルーして登ってしまい、上の写真は下山したから撮影したものです。
とにかく、ひと口飲んでびっくり!
僕が人生で飲んだ水でいちばん美味しい!!
▼室堂駅すぐそばにある立山玉殿の湧き水
《重要メモ》室堂を出発すると頂上の峰本社まで水を購入できるところは1ヶ所のみ。社務所でミネラルウォーターを購入できますが、1本500円と山頂価格です。事前に500mlのボトルを2本ほど用意しておきましょう。
大型の台風が日本列島を縦断する前日・・
宇宙まで見えるのではないか、というくらいスカッと晴れた空!
澄みきった空気、美しい山の景色。
最高級のコンデションにウキウキ気分で歩き始めた僕(@ka__zz)たち。
歩くのって楽しい!生きてるって最高だ!
そんなハイな気分で遊歩道を進んでいきました。
登山初心者の服装とか持ち物をまとめてみた!
今回、実際に立山を登頂した僕だからこそ伝えらえる持ち物をシェアします。
登山初心者が雄山神社峰本社を参拝するときの装備。
1.登山用のスニーカー→なるべく軽量で履きなれたもの。
2.折りたたみ式のスティック(杖)
3.薄手のレインコートかポンチョ
4.薄手のグローブ(岩登りで素手だと滑る)
5.湧き水を1リットル
6.飴(疲れた時の糖分補給)
7.梅干しのおむすび(山頂でお昼ごはん用)
8.携帯用酸素ボンベ(マジで酸素が薄い!)
9.小さめのリュック(大きいと岩登りが大変!)
服装については、
晴れていれば薄手の長袖で登っていると暑くなるので半袖でも大丈夫です。
9月上旬で室堂の気温は17〜18℃、山頂の気温は8〜9℃でしたが、僕は最初から最後まで半袖でいけました。女性は半袖だと寒いですから注意してください。
▼男子向けオススメの軽量な登山靴
▼女子向けオススメの登山靴
が、しかし今回僕は大失敗をしました..orz
旅の仲間たちに厳重に山登り用の靴を履いてくるように、事前に言っていたのにもかかわらず、僕が登山靴を持ってこないで、夏用のツルツルのスニーカーで来てしまったのです。
というか、地元のコンビニへふらっと行くようなTシャツとジーパンで。
結果・・
氷のうえのようにツルツル滑りながら登ったのでした。
とにかく、柔軟で動きやすい服装がベストで、後から説明しますが立山の登山は下半身だけではなく上半身も使う全身運動です。
祓堂(はらいどう)から先が神域となり、ここから険しい登山となる。
室堂から緩やかな遊歩道を40〜45分ほど歩くと小さな祠(ほこら-上の写真)があります。
ここで神様に無事の登山を祈り、願いましょう。
祓堂は、昔の立山信仰で下界と神域との境界とされた場所にある小さな祠です。
かつてはこれから先に進むには、神の聖地を汚さぬためと、祓川で身を清めたあとワラジをぬいでお祓いを受け、白けさ、白足袋に着替えた後、頂上へ向ったと言われています。
峰本社は登山初心者でもがんばれば登頂できて大きな感動が待っている!
神域の入り口である祓堂からさらに20分ほど歩くと大きな山小屋にたどりつきます。
一ノ越山荘(宿泊もできる)には、公衆トイレ(ドネーション制)があってこれが山頂まで最後のトイレとなりますので、しっかりと休憩して体力を回復しておきましょう。
しっかり休んだら、気合を入れていざ登ります!
僕の最初の感想は、とにかく酸素が薄い!
富士山に登ったことがある人なら体験済みだと思いますが、標高が高いと酸素が薄いという状況を初めて体験しました。少し動いただけで息が切れてしまうのです・・
そして、思っていた以上に勾配がきついのと足元の岩がもろいのです!
山登り初心者が雄山神社峰本社を参拝するためのアドバイス
3015mの立山山頂に鎮座する雄山神社の峰本社。
登山に慣れた人なら特に問題はないでしょうが、初心ですと死の危険をリアルに感じるくらいの山登りになるはずです。そこで、立山登山の心構えをまとめてみました。
1.酸素が薄いので疲れないペースでゆっくり登る!
2.両手は必ず固定された岩をつかみながら登る!
3.高いところが怖い人は下を見ない!
4.自信がない人は頼れる人と一緒に登る!
5.絶対に無理はせずに、本当に無理な時は引き返す!
こんなに危険なチャレンジが待っているとは思っていませんでした!
酸素が薄いうえに、足は滑る。
そして、こんなに危険な山登りなのに、平日なのに次から次へと登ってくる人、降りてくる人がいるので、その人たちを避けるのも大変な作業なのです。
さらには、僕たちの親世代のご年配の方々がすらすらと登っていくではありませんか!どう見てもオカン世代の方々がひょいひょい登っていく光景は、ただただ驚くばかりです。
上の写真は中腹から下を撮影した写真です。
ビビりながらも、絶景すぎる景色・・
来てよかった!だけど怖い!
そんなツンデレな状況がおよそ2時間ほどつづき・・
雄山頂上はスーパーウルトラ凄いパワースポット!
頂上についたどーー!!
気分は映画ショーシャンクの空に、で刑務所から脱走したアンディの気分。
こんなに晴れ晴れしい気持ちになれることは、人生でそうはありませんッ!!
そして日本海側の山頂にいる僕を迎えてくれたのは、太平洋側に鎮座する富士山!!
本当に本当に登ってよかった!
ありがとう、僕の人生。
ありがとう、雄山神社の神様!
夏のシーズンしか参拝できない雄山神社峰本社は冬の寒さなのに心は熱い。
さあ、登頂した感動と興奮はいつになっても冷めないどころか、時間が経つごとに、テンションは高まります。まずは、心を落ち着かせてグビグビと水を飲んで乾いた身体を潤します。
あれほど酸素が薄くて苦しんだ登山でしたが、人間てすごいですよ!
慣れてしまったのかふつうに楽に呼吸ができます。
これも神様の思し召しなのでしょうか・・
そう思いながら社務所に向かった僕。
▼この本は登山初心者に必須
御朱印は頂上の社務所でいただくことができる。
誰がこんな場所に、どうやってこんな立派な社務所を作ったのでしょう!
標高3000mにある、おそらく日本一の高所にある社務所にはふつうの神社と同じように巫女さんがいました。聞いたところ、さすがに毎日登山⇄下山するわけにはいかないので山頂の社務所に泊まり込みのようです。
アタマが下がりますね。
そして、ジワジワと自然に感謝の気持ちがわきあがってきました。
リュックに入れてきた御朱印帖を丁寧に両手を添えて巫女さんに渡します。
御朱印を書いていただいている間に、拝殿へ参拝します。
雄山神社峰本社は立山が御神体で、創建はおよそ1300年前。富士山、白山と共に日本の三大霊山として、古くからあつい信仰を集めていました。
僕たちはケーブルカーとバスで2450mまで来れますが、昔の人は麓から登って来たのです。きっと僕の感動と興奮の何十倍だったことでしょう。
拝殿を参拝させていただく際、500円を納めることでなんと!
神官さまからご祈祷を授かることができます。
3003mで詠われる祝詞が宇宙全体に響きわたるようで、涙がでるほど感動しました。
雄山神社峰本社
鎮座地:富山県中新川郡立山町芦峅寺立山峰一番地
御神体:立山
社格:延喜式内社・旧国幣小社
創建:約1300年前
開山:7月1日〜9月30日
雄山神社峰本社参拝をする時の食事について。
さあ、ここで旅を楽しむために大切な食事についての情報をシェアしておきます。
早朝7時発のケーブルカーに乗るために4時半に起きて富山駅そばのホテルを出発した僕たちが、山頂に着いたのが11時過ぎ。過酷な山登りをしたので、さすがに腹ペコになりました。
今回は、前日の夜に富山駅周辺の居酒屋で夕食がてら呑んだのですが、雄山神社登山をすることをお店の人に話をして、富山産の美味しいコシヒカリでおむすびを握ってもらい、リュックに入れて持ってきたのでした。
それが大正解でした!
苦労して登山したこと、そして雄大な景色を見ながらのおむすび。
とにかく美味しかったのです!
何万円もする豪華な料理よりも、居酒屋のおっちゃんが握ってくれた梅干しのおむすびのほうが何倍も美味しいなんて。ひと口、ひと口を噛み締めながらいただきました。
日本人のソウルフード、梅干しのおむすび。
今、思い出しても涙が出てくるほど最高のおむすびでした!
そんなわけで、雄山神社峰本社を登山参拝する場合は、お弁当を持参する必要があります。前泊したホテルや周辺で調達しておくことを強くオススメします。もし何も持って来られたなかった場合でも、パンとかカップ麺であれば社務所で購入することも可能です。
とてもとても名残惜しいですが、登ったからには降りなくてはなりません。
登る時はあれだけ険しく大変だったのに、下りは不思議とすいすい・・
14時には、室堂に到着。
14時20分発の高原バスに乗車、15時半のケーブルカーで立山駅へ降りてきました。
山登りでヘトヘトになった僕(@ka__zz)たちは、能登半島の和倉温泉へ移動して宿にチェックイン。
疲れ果てた身体を海沿いの温泉で癒します・・
▼全室オーシャンビューの温泉宿「金波荘」
雄山神社登山参拝は前泊も必要ですが、ぜひ後泊をして疲れた身体を温泉でゆっくり休めることオススメします!富山、能登には他にも素晴らしい神社がたくさんありますので。
それでは、みなさんの旅が素晴らしくなりますように。
どうか、よい旅を!
Have a good trip!
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