なにかと不思議な西武ライオンズの5月とセパ交流戦の快進撃について。

ベルーナドーム,西武ライオンズ

この記事を書いている6月11日時点で、我らが西武ライオンズはパリーグの首位を走っている。

4月3日、今季初の現地観戦後にライオンズの展望について記事を書いたが、あまりにもチャンスに弱く打てないため2026年も下位を争い、良くて4位だろうと嘆いた内容であった。4月中旬までの戦いは2024年の91敗を思い起こさせるような酷い有様で、パリーグの負けをすべて背負い最下位だった。去年、覚醒したと思われた愛也がどん底状態、夏央を打率0割台、ネビンは故障で出遅れ、日ハムから来た石井も不調、新助っ人カナリオも三振の山..

ところが、平沢大河が突如としてヒットを打ちまくり、5月に入ると復帰したネビンが打ちまくり、呼応するかのようにカナリオも良いところで打ちまくり、夏央が覚醒したかのように出塁し、さらに故障離脱していた桑原が復帰し、キャッチャーの古賀が打ちまくり、小島も手堅くヒットを重ね、ここ最近では長谷川が勝負強さを見せつけている。ピッチャー陣もものすごくがんばっている。2位のソフトバンクに2ゲーム差をつけての首位、交流戦もセリーグのチームを寄せ付けない強さをみせている。

ファンも連日大盛り上がりで今年は優勝のチャンスがあると意気揚々だ。

シーズン開幕と同時にほぼ全員が不調になり、低空飛行をつづけた4月はいったいなんだったのだろう?そして、この急激な好調の波は2024年の91敗を体験した僕からすると面白さと同時に謎に満ちてる。

野球というスポーツは、選手それぞれに好不調の波があって超一流の大谷翔平選手でさえ打てない時はまったく打てない。怪我での長期離脱もある。好調な選手が多い時は勝てるし、そうでない時は負けが重なっていく。現在のライオンズは、好調の選手がわりと多いからこの位置にいるし、今シーズン開幕当初のように不調の選手が多くなればなかなか勝てなくなるだろう。

なるべく沢山勝つために不可欠なのがチーム編成で、最悪な結果になってしまった2024年シーズンも編成が大失敗したからだ。中長期的な計画が必須なのが編成であって1〜2年で結果は出るものではない。現在のチーム状況は、渡辺久信GMの大失敗を広池本部長がリカバーした形になっている。ただ、そのなかでも渡辺GMが残した強力な先発投手陣が大きな役割を果たしているのは間違いないし、西武ライオンズが再び黄金期を築き上げるには(西武HDが)しっかり資金を投入していく必要がある。

そして、現在の不安要素としては4番のネビンが長期の離脱をすることだ。

と、ここまで書いたところでXを見たら「上半身のハリ」のため今夜の試合は欠場とのニュースが流れてきた。交流戦に入ってからのネビンはホームランこそ打っていたが打率が極端に落ちた。おそらく疲れもあるだろうが大事に至らないことを願いたい。しかし、ファンとしては最悪なことも想定をしておかないと実際にそうなった時の気持ち的なダメージが大きい。現状は、愛也と渡部聖弥が絶不調、覚醒したかと思われた平沢も不調になり、カナリオも先行きが不明だ。

2軍を見渡してみると、蛭間くんが好調だから上に上がってきても面白いと思う。仲見も調子良さそうだが1軍投手の球に対応ができるかどうかは未知数だし、林安可はまだ厳しいだろうし、期待をしている山村も長打が出ていない。ネビン以外に主軸となる野手がいないのは脆弱すぎるから、スモールベースボールに徹して、ミスをしないでコツコツと点を取る野球をして急場を凌ぐしかないと思う。

ネガティブな要素を見るとキリがないから、あとは好調な選手ががんばってほしいと願う。

交流戦が終われば、徐々に猛烈な暑さが近づいていてくるベルーナドーム。夏場に強いライオンズが復活すれば今年は大いに期待できるので、そのためにも疲れのケアと、怪我の防止に努めてもらいたいし、特にベルーナドームでの酷暑対策は球団をあげて努めてほしい。

最後に、信太郎さんと現地観戦した試合は、9回に広島モンテロ選手に同点HRを被弾し延長線に突入。しかし、10回裏に長谷川選手のヒットと桑原選手の超好走塁で劇的なサヨナラ勝利を収め、野球の楽しさを存分に味わうことができた。

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