モスが植物性100%なバーガーを全国で発売することの考察。

モス グリーンバーガー

2020年の冬、どうしてしまったのでしょう?2月だというのに日中はポカポカと暖かく、雪がふる気配もなく、例年なら3月中旬から始まる杉の花粉症が早くもスタートして、ティッシュが手放せない僕(@ka__zz)です、ごきげんよう。

さてさて、フィリピンから帰国したらすごいニュースが飛び込んできました!

モスバーガーが植物性100%なバーガーを夏に全国で発売するって!?

先日、日清のカップヌードルシリーズが近い将来すべてビーガン化すると社長が明言したニュースにつづき「おおおおおおおおおぉぉぉ!」ってなりました!

そんなわけで、このニュースを配信した日経新聞の記事を元に、野菜だけで作ったベジバーガーを探究している僕的に、じっくりと考察してみました。

2020年夏、モスがヴィーガンバーガーを全国で発売。

瞑想とヒーリングをするためにフィリピンに滞在し、帰国するなりツイッターを見たら、驚きのニュースを目にしました!

それが、こちらです。

 

食いしん坊仲間のスマベジ子によるツイートによると日経新聞がこのニュースを配信したようです。モスバーガーは2014年に一部店舗でソイパティ(お肉を使っていないパティ)のバーガーを発売。2015年には全国の店舗で主要メニュー(モス、てりやき、モスチーズ、モス野菜など8種)で肉 or ソイパティを選択できるようになりました。

この当時は、アメリカのベンチャー企業が植物性ミートを開発したものの、コストが高く(味もいまいち)市場では一部のベジタリアンが消費している程度。日本では植物性の食べ物にほとんど関心がない時期だったので、モスのソイパティ導入は時代の2歩3歩も先を行くものでした。

その後、アメリカの擬似ミートは巨額な資金(300億円規模)をバックに研究開発を重ね、コストパフォーマンスも味もレベルアップしたことで、2017年〜2018年には全米に普及。日本でも、東京オリンピックの開催と、増え続けるインバウンド(外国人旅行者)、そして僕たち日本人の健康志向の高まりによって、急速にベジタリアンフードの需要が伸びたのでした。

日建新聞の記事から見てモスのヴィーガンバーガーを予測してみた。

モス てりやき そいパティ

日経新聞の記事は・・

モス、100%植物性バーガー 健康・環境志向に対応」の見出しで始まります。

モスフードサービスは、代替肉などを使った植物性100%のハンバーガーを今夏にも全国販売する。代替肉のほかにバターや卵、動物性エキスのないパンやソースを国内メーカーと共同開発した。米国など海外の外食チェーンでは代替肉を使った商品の投入が相次ぐ。100%植物性の商品は世界的にも珍しく、各社の開発競争が一段と激しくなる。

先に紹介したソイパティは動物性の食材は使っていません。しかし、バンズやソースには乳製品や動物のエキスが含まれているので、ベジタリアン向けの商品ではありません。

今回は、バンズもソースもすべての材料が植物性100%になります。

予想として・・

・植物性100%のまったく新しいバーガーになる
・既存のモスバーガー、てりやきバーガーを植物性100%にする
・既存のソイパティをアップグレードして肉感を増やす

などがあげられます。

欧米では健康志向に加え、牛が吐き出し温暖化の一因となるメタンガスや、食用肉に使う水の多さを理由に、肉料理の環境負荷の高さを指摘する動きが徐々に広がり、代替肉への関心が高まっている。日本でもこうした潮流が及ぶ可能性がある。

「肉料理の環境負荷の高さ」については、もはや手遅れレベルで深刻な、人間の経済活動による環境破壊。日本(のメディア)はまだまだ他人事ですが、欧米ではほぼすべての活動が環境改善を前提としているくらい、認識が広まっています。

モスは3月、植物性のハンバーガーを一部の「モスバーガー」の店舗で実験販売し、夏までに全国販売する計画だ。通常のバーガーから風味や食感が落ちないよう、パティ、パン、ソースを国内の食品メーカーと1年半かけて共同開発した。販売価格は500円程度と、主力商品「モスバーガー」(税別343円)より4割程度高くなる見通しだ。

なるほど!まずは3月から一部の店舗でテストするようです。ということは、すでに開発が終わっていてオペレーションできる状況のようです。価格は500円程度とありますが、植物性100%のバーガーが500円なら安い!のひと言です。

プラントベース100%のバーガーは、都内のヴィーガンレストランではすでに珍しくなく、めちゃくちゃ美味しいバーガーがたくさんあります。世界中でいろいろなバーガーを食べ歩いていますが、日本のベジバーガーは世界でトップクラスの美味しさとクオリティであることを保証します。

それ故に、値段は高くバーガー単品で1000円前後はふつうです。それが500円ですから、全国チェーンならではの大量生産とはいえかなりのお値打ち価格でしょう。

3月になったらまっさきにそのお店に行って食べてレポートします!

 

同社は国内のモスバーガーでの売上高のうち3%程度を占める商品にする考え。中華圏の菜食主義者が口にしないにんにくやタマネギなども使っておらず、将来的はアジアの店舗での販売も視野に入れる。

おおおおおおおお!

台湾人のベジタリアンに多い五葷抜きにも対応するとは!!

素晴らしいじゃないですか。

台湾人ベジタリアンの旅行者が、全国各地にあるモスバーガーがあることで、とりあえず食事ができるようになるのは相当助かりますね。しかしニンニクを使わないのは理解できますが、バーガーで玉ねぎを使わないってことは、ソースの旨味、甘みをどうするのでしょうか?これは興味深いことです。

いくら植物性100%でも美味しくなければ意味がありません。

不味ければ本末転倒です。

ここは、モス開発陣の腕の見せどころでしょう。

モスの今後の展開を予想してみる。

モス グリーンバーガー

モスの植物性100%バーガー

先の記事にもありましたが、ヴィーガンバーガーの売り上げは全体の3%を予想する、とあります。つまり売り上げ100個中、3個がヴィーガンバーガーとあります。

これについては実際に蓋を開けてみないと分かりませんが、幾分、低く見積もった数字だと思われます。3%のために、パティもソースもバンズまで新たに開発するでしょうか?

そうです。モスのマーケティングは、これから未来を先取りしていると思われます。

3%→5%→10%→20%→30%・・50%くらいまでヴィーガンバーガーがシェアを占めることを前提にして、今回の開発があると睨んでいます。

僕(@ka__zz)個人の予想ではありますが、実際にそうなるだろうと考えています。
規模、店舗数ではマクドナルドがモス(1293店舗→2020年2月時点)を圧倒しています。

しかし、マクドナルドはメガバーガーなどの不健康路線で話題と売り上げをキープしています。モスがヴィーガンバーガーを先に発売することで、マクドナルドもその様子を見て動きを変えてくるでしょう。

マクドナルドもケンタッキーもバーガーキングも海外ではすでにベジタリアンに対応したメニューを展開しています。モスが健康&環境保護路線に切り替えるのか?マックは不健康&環境どうでもいい路線で、肉にこだわるのか?

これからの展開が楽しみです!

僕(@ka__zz)の20代はモスバーガーがと共にありました。モスチーズ、てりやきとポテトMとコーラMが僕の主食でした。将来、ヴィーガンでモスチーズ&てりやきバーガーを食べることが出来たら最高です。

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